菊川市下平川地内の高台にある神社。辺りにはきれいな茶園の風景が広がっています。
JR菊川駅から100mほど南に堂々と建っている赤レンガ倉庫。
明治33年(1900年)に製茶再製工場として建てられた、100年以上の歴史ある建物です。
茶葉を保管するための倉庫として使われていた他、「合組(ごうぐみ)」と呼ばれる茶葉のブレンド作業が行われていたと考えられています。
国の登録有形文化財であり、当時の製茶工場の様式を現在に伝える日本で唯一の産業資産です。
日曜10時-16時に開館しており、その他の時間の見学は予約制です。
建物は貸しスペースとして、定期的にイベントが行われています。
裏手のベンチでは歴史を感じながら小休憩できます。
菊川駅から徒歩3分。現代的な建築が目を引く外観。お店のマークがプリントされた暖簾をくぐると、贈り物として喜ばれそうな洗練されたパッケージのお茶やグッズが並んでいます。
開放感のある庭でくつろげるテラス席と、外の光と内装を楽しむ室内席を選ぶことができます。
それぞれのお茶の違いがわかるこだわりのメニューが揃います。種類ごと飲み比べてみると違いを感じられます。店員さんに頼めば試飲ができるものも。旨みを一番いい状態で味わえるように、淹れ方から丁寧に教えてくれます。
お茶に合わせたお茶うけもついています。カフェタイムに楽しめる、お茶の香りが漂うシフォンケーキや、抹茶プリンなど数多くのメニューが楽しめます。
お店の奥のイラストでどの地域の茶葉なのか、見ることができます。緑茶以外に、香りのよい紅茶も売っています。
菊川市北東部に位置する「倉沢の棚田」は「千框(せんがまち)」と呼ばれ昭和40年頃には一面に棚田が広がり総面積10.1ha、3,000枚以上から構成され、JR東海道本線の車窓からも展望でき、昔から旅人に美しい農村景観として親しまれてきましたが、時代の変化に伴って、荒れてしまいました。
その後、地元の有志やボランティアの活動により、棚田の復元が行われ、現在の美しい景観を取り戻しています。現在はNPO法人「せんがまち棚田倶楽部」が主体となって復田と保存・維持の活動が続けられています。
なお、近代になって棚田の一部は茶草場として利用されてきました。この田んぼと茶草場を行き来できる環境が、生物の多様性を育むうえで重要であることが分かり、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」に含まれることとなりました。