頬がゆるみ 心やわらぐ あの場所へ
窓の外を眺めていたら、ふと、旅に出たくなった。思いつきの旅なので、混雑する観光地より、 気軽に出向ける場所に行きたい。日常の近くにあって、いつもとちがう何かに出逢える場所に。
ここにしかない
ちいさないのちに 逢いにいこう
日本は優美な風物にあふれている。 近代化が進む今でさえそうなのだから、自然がたくさん残っていた50年前、100年前は、さぞ美しかったのだろう。 タイムトリップはできないけれど、あちこちで失われた昔ながらの景観に逢いに行くことはできる。 それが静岡県の東山周辺に広がる茶草場だ。
息を切らす 標高が上がる 景色が変わる
あざやかな茶園の合間を通り抜け、「粟ヶ岳」に着いた。 週末はハイキングやサイクリング客でにぎわっている。登山のスタート&ゴール地点となる麓の休憩所 「東山いっぷく処」には、無料駐車場とサイクルラックが完備され、山歩きを楽しむトレッキングや、 ロードバイクで登坂タイムを競うヒルクライムには好都合なのだ。
「恋茶ロード」は、富士山静岡空港とふじのくに茶の都ミュージアムを結ぶ茶園ウォーキングコースです。
見渡す限りの緑の空間。時には喧騒を離れて、静岡の誇る大茶園の中を、香りと景色を楽しみながら歩くのもいいかもしれません。